DIARY

メンテナンス

2017-06-01

5月の後半はご無沙汰していたお客様のところを何カ所か訪ねる事が出来ました。南あわじ市の南海荘さんでは2年前にお届けした客室ダイニングのテーブル、椅子共とても状態良く使われています。それでもその日の夜は使用しないとの事でそれならばと仕上げ用のoilで全体を軽く磨き上げる油分補給を施してみました。家庭用に使って頂いているテーブルでは木の経年変化を受け入れながら少し枯れていく感じを好しとして、あまり必要以上に油分を足さない使い方も良いかと思うところがありますが、毎日違ったお客さんが料理を楽しみ来られるようなお店や旅館では手入れをされた家具も脇役的サービスの一つかもしれません、皆さんそれを承知でとても良く手入れをして頂いていていつも嬉しく思います。

 

※ 写真は南海荘の竹中さん撮影

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後日、京都へ新たな計画の打合せに向かいその帰路、やはりしばらくご無沙汰していた四条河原町を下ったミナ ペルホネンのお店へ入口扉やハンガーラック等々、状態の確認に立ち寄ってみました。そうかこの扉ももう今年で10年になるのか、店長とのお話で時間の経過を知り改めて隅々まで見てきました。やはり良く手入れをして頂いています、外側は建物の少し内側に入っているものの雨風は多少当たるようで10年成りの経年変化を感じます、そろそろ油分を補給するか、またはこのまま良いヤレ感を進めていくか、オーナーの皆川さんは後者が好みのような気がしています。

 

他でもなかなかその後を見に、またメンテナンスをしに伺えないユーザーの方々のお宅も多く気になっています。気になる箇所があるけどどうしよう、という方は是非お気軽にご連絡を下さい。6〜7月は一転工房にこもる期間が増えますが、又時間を作ってメンテナンスに伺います。

 

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扉内側、お客様が手を触れるところ等は艶やが増して外側とはまた違った表情。

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3F  mina perhonen  「galleria」

折りたたみ式のハンガーラック、肩の角度がオリジナルのハンガー、やはり状態良く!

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