DIARY

デスクワーク 〜

2018-05-31
今までに形にしたことが無い物を作る我々の仕事では、卓上でスケッチや図面を描いて平面、二次元で考えることは必要な作業で、制作の取り掛かりには欠かせません。しかしそれだけでは本番の作業に取り掛かれず迷うときは、1/10程度の模型を作ります。木を削るとは言え椅子に座ってデスクワーク、2時間ほど集中すると完成品の感じがつかめるのです。さて、今回は以前に作ったコートハンガーの3本仕様、依頼者の方も制作者もハンガーになる3本を並列にして壁に向かわせるか、5本仕様と同じように円の中心に向き合わせるか、迷っています。迷うという事はどちらも良いと考えています(制作者)。並列の仕様は同じ曲線がくり返し並ぶ綺麗さがあって前回と違う新鮮さもあって良し、後者の方は、5本に比べ寂しくなるかと感じながら模型にしてみたところ、それぞれのハンガーの線が全方向よく見える間ができ良いなと感じます。置く場所を変えられるのもこちらの利点です。   ほぼこの記事を書き終えたところで連絡が入り、後者の円の中心に向かう自立式の方になりました、制作スタートです。   P1160388   P1160401