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ビッグテーブル / 場を作る

大きな机を作ることは好きだ。厚みのある材料なら尚良い。制作時は重さが身体を痛めつけるし、立米(立方メートル)単価で買う木材は材積が多いと価格も上がるので、依頼者にも制作者にも負担は大きくなるが、大きく重みがある机のある部屋は何とも落ち着くと感じる。そして良い空気が漂うとも思う。しかし机の存在をそんなに過信だけしていてもいけないのでそれは何故かと考えると、そこに集まり周りに座った人達が、天板の大きさや如何にも重そうな姿に安心し、身を委ねられそうと感じる事が一つにありそうだ。又その安心してリラックスした人達の様子に他の人達も引き寄せられ、場が和めば皆は楽しくなり良い空気感も生まれるのだろう。

 

立派な木の存在感を借りて、又寸法やディティールの作りにも気を使って作っているので、制作者としては良い木だ、良い机だという話題も少しは欲しいところだが、そこに集まる人達がそんなことを意識せず大きな机に身を任せてはいるが存在を感じていないくらいの時の方が、木が静かに良い気を発してその空間を心地良い場所にするのかも知れない。それでミッションの達成なのだ。

 

この机と椅子(テーブルとベンチ)を作る前に依頼者と空間の設計者と三者で話をした時、京都大学前の進々堂の机と椅子、その使われ方が良いという話になった。その後やはり京都のN氏宅に以前作った机と椅子を見せてもらったりもした。使う目的も材や大きさも違うが、どちらもその場所を心地良いものにするのに重要なものになっている。前者は木工芸の人間国宝が作ったものだと知ってそこに座る人が今では何割いるのだろう。後者も制作時N氏と寸法や材種、木の構成や細部に綿密な打ち合わせをして作ったがここを訪ねる人にそれは分からない。しかし確実にその場を作るベースとなっている。

 

納品が完了した京都ゲストハウス「こひのぼり」の1F飲食店スペースの机と椅子。

営業は今春からだがここに大勢の人が集まって来て楽しく有意義な時間を過ごして欲しいと願うばかり。

ブラックオーク材/2,100 × 940(880) × 710 /2,100 × 385(340) × 410 (写真は納品前)

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N邸のものはクルミ材 /天板 2,560 × 1,100 の安定感、ミーティングや会食に活躍の様子。(2010年制作)

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こちらは「こひのぼり」2Fベッドルームの中、積み上がったベッドの谷間にある不思議なリビングに置かれる机。この周りでもやはり集まる皆の話が弾むといいなぁ。

栗材/2,400 × 750 × 300/t=80 (写真は納品前)

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