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南海荘の椅子

2025-09-03

 

大きなテーブルと椅子8脚を南あわじ市の南海荘さんへ届けたのは10年前

三代続く宿のオーナーでありシェフの竹中さんは地元の素材にこだわり、内装や家具にもそれを取り入れたいと当時から話し

革を張るなら食材になった淡路ビーフの牛の革を入手し張ることを希望されていました

しかし当時はそんなルートもなく、いつか実現すればいいですね、という言葉で留まっていた

 

今年、私も会員参加している淡路島レザー協議会が第二回目の革生産を行い

会員で革を分け合い、アトリエKIKAでもキャメル/島茶色の革を2枚確保できました

10年使った座面をこの2枚で張り替え、座面8枚分に足りなくなる事もなく、また余分に余る事もなくちょうどの量で仕上がりました

 

10年越しの依頼を完了できたということになります

 

 

タグは同じ淡路島レザー協議会のメンバーで革作家の丸林貴博さんに作っていただきました

 

 

 

 

南海荘さんの食堂では久しぶりに大テーブルと椅子8脚が揃いました

 

 

 

窓際の彼は ゴボくんというそうです、男前ですね

 

南海荘のある南あわじ市丸山漁港に向かう海岸線はどの時間帯も魅力的な風景