DP – 34
「魂は細部に宿る」
美大生の時に耳にして腑に落ちて以来、制作の終盤には脳裏に居座る言葉
細部をよく見る事で、物の内部が見え、全体も見えると感じる
制作には、祝祭日も無いが月末には地域の河上神社の春祭りがある
今造形している楠木はこの神社で育った大木であり
今年度は神社評議委員の役も仰せ付かっているのでしっかりと奉仕をしよう
連休明けからはいよいよ主塔の仕上げ作業に入る
昨年、数ヶ月かけて200以上ものピースを積み上げた木塊を削りながら整えていく作業は楽しみである
制作するものの大小にかかわらず細部まで細やかに手を施したい
Tokyo
桜の花が開き始める3月末、淡路島 → 東京へと引っ越しをする次男の荷物を積んで都内のアパートへ。
これは良いタイミングと、観たいと思っていた展覧会を駆け足ではしごした。
アーティゾン美術館での「ブランクーシ 本質を象る」
国立新美術館での「マティス 自由なフォルム」
Constantin Brancusi (1876 – 1957)
Henri Matisse (1869 – 1954)
ほぼ同時代に生き、共に80代まで活き活きと活動したであろう作家の生涯に大いに刺激を受けた。
DP – 33
考え考え、彫り進む
DP – 32
鉋 削りの準備を
DP – 31
気持ちを届けて頂いた
仕上げに向かう楽しみが増す
三木・鍛治師 大原康彦さん / 感謝
DP – 30
良い気を集め、広がりをつくる
作業量は多く、チーム参加はありがたい
yoshie.nanno さん(美術家)/ 感謝
DP – 29
1/10 模型で確かめながら
Bench / short
DP – 28
この土地の木を集めて、作るべきは明快。
DP – 27
作る部材はまだ多い。
DP – 24
荒削り、とは名ばかり慎重に進む
2024年 本年もよろしくお願い申し上げます
1月7日早朝、先山(淡路島の中央部にある448mの山)に登る。快晴、空気も澄みわたりご来光も見事、その光を正面に受け身体中に吸収できた気がした。
今年も年の中頃まで引き続き D-project の制作が続きます。諸事情重なり年始のスタートが11日からとなりますが、工房内をエネルギーで満たし作業を進めたい所存です。
他制作の問合せを頂く皆様にはご迷惑をおかけしますが、追々順次対応させて頂きますのでご理解の程よろしくお願い致します。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
DP – 23 今年も皆様ありがとうございました
30日の仕事納めは早出、残業で 3mの頂上を目指した。遅い時間に最後のピースを組み込み数ヶ月に渡った積み上げ作業を終了。
全体の制作工程ではまだ 1/3程のところだが頂上はやはり気持ちがいい。使った樹種は15種、その木のブロックは220ピースとなった。
私たちがこの世に居なくなった後も崩れ落ちる事なく、これを制作チームの共通意識として、丁寧なこつこつとした作業はファンタジーを秘めたリアリティーの積み上げとなったはずだ。
次の工程は難しい下山のようなもので、機械での荒削りから手工具(主に鉋)での造形に入る。楽しみである。
皆様、今年も一年ありがとうございました。
良い新年をお迎えください。
チームオレンジ(北島庸行/岡田敦/石川靖大)