JINO展2022 – Into FOREST のご案内
11月18日(金曜日)から企画展、Into FOREST が開催されます。
ちょっと森の中へ、いかがですか?
2回目となるJINO展、今回は木の制作者だけではなく、多彩なメンバーが各自の活動やその表現を持ち寄っての企画展です。
一本の木の年輪から広がる研究発表や森の木々の香りを活かした食事の会など、またワークショップも含めてさまざまです。
気になるイベント日を見つけて是非お出かけください。
※ JINO project 参加メンバーではありますが残念ながら、atelierKIKA 北島は今回の企画展への出展はございません。在廊日のお問い合わせなど早々に頂きありがとうございます。
私はと言えば、地域の自然、森、木、との関わりは変わらず少しづつ続けており、木の制作者の目線で、またその枠を超えたところにも目を向けて行きたいと思うところです。
現行の仕事では、まさに淡路島で育った、桧、小楢を材料に制作を進めています。長らくお客様から淡路島、この地域で育った木で家具を作れないかと希望を聞いていた物が一つ実現しそうです。機会があれば皆さんにも使ってもらう事が可能なところ?に納まる予定ですので無事納まりましたらこちらのページからも案内させて頂きます。
JINO展2022 の日程、企画詳細については Instagram @jino_awajishima でご確認ください。
とても上品な桧と、ワイルドな小楢、共に南あわじ市育ちで出来上がる家具も南あわじ市の某所に届けます。
『ふうちゃんとミーのぼうけんのうた』原画展のご案内
私たちアトリエKIKAにも縁がある、えるる五色(洲本市立五色図書館)の20周年記念企画として「陣内昭子絵本原画展」が現在開催されています。図書館内で(所蔵している)絵本の原画が観れるという素晴らしい企画で、実際にその絵を観せていただいて私はとても心動かされたので、ここで紹介させて頂きます。
陣内さんは私の妻が東京で会社勤めをしていた時の部署の先輩で、退社後に創作活動を始めた絵本を昨年出版され、いろんなご縁が繋がってこの度、淡路島の五色町で原画展を開催されています。
昨年妻のところに届いた絵本『ふうちゃんとミーのぼうけんのうた』を見て読んで、ある種、木の物語であるこの絵本に私はすっと入り込んだ感覚になりました。絵本の中に印刷された絵はとても伸びやかで躍動的です。しかし昨日図書館で観た原画は人(作者)の手の動きが見えるようで、絵は更に生き生きとしていて、もう一度絵本の物語の中に引き込まれるようでした。
10月いっぱい展示されていますので、ぜひ足を運んで、壁一面に並ぶ原画を観賞してみてください。
この絵本を読み聞かせる、お母さんお父さんもぜひこの原画をそのお子さんに観せてあげてください。絵本の中の絵がこなに大きく綺麗で、ふうちゃんやミーが飛び出してきそうな勢いがある事に感動される事と思います。
一部写真で紹介させて頂きますが、目の前で観る実物の原画は随分違いますよ。
この絵は『あさひのうみ』というタイトルですが、五色町がある淡路島の西浦から見る夕日の風景を描いたと言われれば、そう見える風景ですね。
私はこの絵が特に魅力的に感じました、印刷や写真には表現しきれない森の奥行きが有ります。『きりかぶの森』というタイトルの切り株は実際のクスノキの木の写真をコラージュしてあるそうですよ、
「ひこばえ」が明るく輝いています。アトリエKIKAの裏山の森の中の風景ともどことなく似ています。
大きな木が伐られた丸太と出会ったら、いつかこんな木馬を作ってみたいと思ったのは、この絵本と出会って以来、いつか、いつか!
じんないさんにお会いした際に聞き忘れました、なぜ物語の中の錆色の木馬は子供たちから「ミー」とよばれているのか?
描かれた風景がここ淡路島の風景に似ている偶然と合わせて、我が家の愛猫の名前も「ミー」といいます・・。
えるる五色の↑展示の壁面と、↓優しくひかりが注ぐ木の天井。
現在、アトリエKIKAで販売できる絵本を預かっています。原画展を観てお手元に、またプレゼントに購入したいという方は是非アトリエへお立ち寄りください。
※ 今回の分は数に限りは有りますが、じんない あきこ さんのスタンプとサイン入りです。
『ふうちゃんとミーのぼうけんのうた』
じんない あきこ さく
絵本塾出版 ¥1,540(税込)
ご来場誠に有難うございました
座る・くらべる一脚展+(プラス)2022 は9月25日をもって会期を終了しました。
今年は連休を含む2週間の展示期間で例年以上の来場者があり、広い会場が終始賑わう盛況のうちに会期を終えることが出来ました。
多くのご来場有難うございました。
以下に出展した作品を紹介します。
一脚展 / manina chair(マニーナ チェア)
マニーナさんの椅子、このお店ができる前にオーナーの方と打ち合わせを繰り返し、店内で機能的に使う為の条件をヒアリングしました。
・お客さんの手荷物が置ける棚が座面の下に/・小さなバッグなら背の端に掛けられる/・物販を主にする店内で大き過ぎ(背が高過ぎ)ない寸法、テーブル下に収まる/・ペーパーコードの座はオーナーの好みであり店内との調和/・木材も内装材と共木/などなど
椅子の形をまとめる事には苦労もありましたが向かう方向ははっきりとしていた椅子です。京都のマニーナさんにも是非おでかけください。
プラス企画展
『雑木プロジェクト』〜丹波篠山編〜 / KIKA tray(キカ トレイ)
今年のプラス展では丹波篠山の木、またその自然環境やそこにまつわる問題への取り組みにスポットを当て、出展者がそれぞれのコンセプトを立て様々な作品を制作をしました。
今回私が巡り会ったのはチャンチン(香椿)と言うセンダン科の木、赤味の強い独特な色をしたこの板材から当初あまり良い印象を受けませんでしたが、何を作ろうか悩んだ末、コンセプトボードに書いたように以前から作っているオリジナルのトレイにしました。物になった板の表情は思いの外良く、板の軽さも機能にマッチしたように思います。同じ県内の木でも材木としてあまり流通しておらず普段目にする機会の少ない木も多くあります、そんな木との出会いもこの雑木プロジェクトの面白いところ、と私は思います。
チャンチン × KIKA tray は来場者にも好評を頂き、三点はそれぞれ行き先が決まりました。
※ お知らせ/一脚展・台風の影響
一脚展+2022の会期も折り返したところですが、神戸方面へも台風の影響が気になるところです。
19日(月)は9:30より開館ですが、午後は様子を見て閉館の可能性もあり、
ご来場予定の方は竹中大工道具館、一脚展、のHPまたはSNSをご確認ください。
尚、アトリエKIKA 北島は19日、在廊予定していましたが不在となります、
今日会場でお会いできる予定だった友人知人の皆さん、急な連絡となってしまい申し訳ありません。
次回は最終日25日に終日在廊しております。
一脚展+(プラス)2022 開催のお知らせ
写真は竹中大工道具館 / 立派な門をくぐった後、館内へ向かうアプローチから
9月10日(土曜日)〜25日(日曜日)、神戸・竹中大工道具館にて第12回 座る・くらべる一脚展+(プラス)2022が開催されます。
※12日(月)と20日(火)は休館日
今年は新メンバーも多く、自由な発想のもと制作された新作椅子が15脚並びます。
恒例となったプラス企画では神戸、六甲山材に始まった雑木を巡るプロジェクトを継続し、
『雑木プロジェクト』〜丹波篠山編〜
と題しこの地域で防災や環境整備の為に伐採された木を材料に制作した作品が会場に並びます。
また後援の兵庫県からは農林水産部・林務課 木材利用班の協力を得てこの地域の森林環境が抱える問題や取り組みについて分かりやすく解説したパネル展示も行います。
このプロジェクトを始めるきっかけとなった『そこに樹があるのに!』という合言葉のもと、身近な雑木を材料に使った作品づくりを続けている私たちと共に、会場でこれらにふれる事で皆さまも身近な自然に目を向ける機会にして頂けたら嬉しく思います。
竹中大工道具館の1Fホールはとても気持ちの良い会場です、皆さまのお越しを出展者一同お待ちしています。
アトリエKIKA 北島は13日(火)、19日(月)、25日(日)、在廊しています。
一脚展+プラス2021 開催のお知らせ
9月23日(木・祝)から神戸・竹中大工道具館にて 第11回座る・くらべる一脚展 +(プラス)2021〜六甲の樹から生まれるかたち〜が開催されます。
今年はこの2月から東京で開催された「樹の一脚展」に出展した六甲山材で制作した13人の椅子が巡回展として神戸で展示されます、また過去10回も毎回新作を制作して展示してきた流れから、今回はスツール(背もたれの無い椅子)に統一して11人が新作を発表します。日々の制作をこなしながら、新しい形を生み出すというのはなかなか大変な作業ではありますが、スツールは背や肘の形や構造にとらわれることなく製作できるので少しは気が楽・・なのでシンプルが故それぞれの製作者の日々の考えや今回の制作意図、また技法が端的に現れるのでは無いでしょうか、私自身も会場で他の出展者の作品を見るのを楽しみにしています。会期は10月3日(日)まで。
皆様のお越しをこころよりお待ちしています。
私は初日23日と最終日10月3日に在廊しています。
今、思うこと




『樹の一脚展』人の営みと森の再生 今日2/5日から


倉庫整理








風の椅子 / Chair- Blowin’ in the Wind
樹が育った「動の時間」
椅子になった「静の時間」
その途中の束の間
その「束の間」を記録した映像です。
「風の椅子」は一脚展+2020(新神戸・竹中大工道具館)で9月22日まで展示中。
会期は22日(火曜日)まで、是非会場へお越しください。
21日、22日は在廊しています。
制作風景:約10分/ + atelier KIKA 紹介:約5分 長いですが秋の夜長に。
※ できれば大きな画面で音の出せる環境でご覧ください。
一脚展/開館時間のご案内(※ご注意)
竹中大工道具館での一脚展は中盤に差し掛かりました。開館時間は少し変則となっているのでご案内します。
<午前> 9:30 〜 12:00(入館は11:30まで)
<午後>13:00〜16:00(入管は15:30まで)
※ 昼の1時間、館内の消毒の為の閉館時間がありますのでご注意ください。
※ また一脚展会場が一時的に来館者が増えて過密になった場合、少し入場をお待ち頂く場合があります。コロナ感染予防対策を万全にとの考えからですので何卒ご了承ください。
会場に設置したそれぞれ制作者の映像は好評のようです、私の椅子制作中を撮った映像は出店者の中で一番長いそうですが・・お時間許す限りゆっくりとご覧ください。もちろん実物の椅子も例年になく多く並んでいますのでそれぞれを味わっていただければ幸いです。
明日13日(日曜日)は在廊しています。
一脚展+プラス2020 開催のお知らせ

