DIARY

『白紙撤回』

2015-09-03
小学生の息子が語呂が良くて発してみたいのか、何となく状況が分かって大人の世界を皮肉って発しているのか、前回の「異物混入」に続いて時々この言葉を口にする・・。今日は作業台の上で比較的静かな作業だったので手を動かしながら私もこの最近の一連のニュースを思ってみたりするものの、どこを切ってもポジッティブな気分にはなれない。こじつけなくてもいいけれどそう言えば今回の制作は依頼者と面と向かってスケッチをしながら形状の取り決めをして、一旦はこの案で作り始めますねと約束をしたものを後日「撤回」したものでした。それこそほぼ「白紙」にして再度考え直した案を今制作にかかっている最中です。こちらの場合は制作上気になる事があり、違う方向に切り替えて作りたいと申し出て新案に変更、それを心良く了解して頂いているつもりですが半年以上も余分に待って頂いているのだから、最初の決定でできたはずの物よりも必ず良い物にしなければいけない事は明らかです。その無言の約束も発生したことを感じて作業を進めています。   P1110596