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kika

地面から30~40センチ立ち上がった幼木、山歩きの途中足元に生える数ある植物の中からこの葉を見つけて「榎/エノキ」と同定出来るまでにはまだまだ目を慣らす必要がありそうだ。

 

JINOのメンバーで美術家のNさんの発案で月に一度、森づくりと題し山を歩く、様々な職種の人が集まるのでそれぞれの視点がありこの活動の着地点は動きながら探るという事になるが、草木の名前や性質、小さな生物の生態を少しづつでも学びながら自然に歩み寄り近ずくことは誰にとっても良いのだろうと思える。

山には当然多くの生物がひしめき合って共存したり生存競争したりしながら生きているはずだが、日々、季節ごと、毎年、或いは隔年、繰り返す営みは坦々としながらも知的だ、そんな切り口で書き出すと長くなりそうなので、山に入るとそう感じるという事だけにして、

毎回樹々や草花の名前を教えて頂き、小さな生物の生態を分かりやすく説明してくださるI氏から得る知識、時には実用的な豆知識もしっかり記憶して又次に自分の周辺に伝えていくだけでもこれは森づくりだと言える。些細なことを知るだけでもそこへの関心は高まり、沢山の入り口がある事に気付くのです。

 

 

榎の幼木

榎の幼木

 

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榎の葉。榎は淡路島ではよく見かける木、比較的大きくなる木だ

 

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アラカシの葉

 

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小マユミ

 

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瀬戸内マイマイ(アワジマイマイ)

 

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池に群生するヒメガマ

 

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スツールの座編みに使えないかとヒメガマの葉を採取、遊びの範疇以上に考えていること

 

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ぬめりを水洗いしてしばらく乾かす、楽しみながら実用品も

 

2020-10-07 | Category: DIARY

 

昨日9月22日をもって座る・くらべる一脚展+(プラス)2020は会期を終了しました。

今年はコロナ禍での開催となり展覧会準備期間も会期中も出店者一同心配事は多くありましたが、2週間の会期を盛況のうちに終えることができました。多くのご来場有難うございました。

 

『風の椅子』・今年の出品作は椅子の形として見える姿や機能的な座り心地と使い易さなどを追求して作ったと言うよりも、皆さまの心(感性)に届くもの作りと捉えて望んだつもりでしたが思いの外その姿や座り心地がいいと言う評価も会場で多く頂きました。椅子なのでそれは勿論嬉しい評価です。そしてこれも結果を求めませんが、多くの方々に何かそれぞれの感性で感じて頂けた事があれば幸いです。

 

 

先日投稿したYouTubeでの制作風景動画も引き続きご覧ください。

そして当面はアトリエKIKAに『風の椅子』はありますので実物に触れに淡路島へお越しください。良いところに置かれる、使われる、嫁ぎ先を募集しています。
※ 価格についてはお問い合わせください、制作に掛けた労力、時間などから設定価格はありますが良き理解者のもとに旅立つことを望みますので相談の上と考えております。

 

 

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風の椅子1

2020-09-23 | Category: DIARY

 

樹が育った「動の時間」

椅子になった「静の時間」

その途中の束の間

 

その「束の間」を記録した映像です。

 

 

 

「風の椅子」は一脚展+2020(新神戸・竹中大工道具館)で9月22日まで展示中。

会期は22日(火曜日)まで、是非会場へお越しください。

21日、22日は在廊しています。

 

制作風景:約10分/ + atelier KIKA 紹介:約5分 長いですが秋の夜長に。

※ できれば大きな画面で音の出せる環境でご覧ください。

2020-09-18 | Category: INFORMATION

 

竹中大工道具館での一脚展は中盤に差し掛かりました。開館時間は少し変則となっているのでご案内します。

<午前> 9:30 〜 12:00(入館は11:30まで)

<午後>13:00〜16:00(入管は15:30まで)

※ 昼の1時間、館内の消毒の為の閉館時間がありますのでご注意ください。

※ また一脚展会場が一時的に来館者が増えて過密になった場合、少し入場をお待ち頂く場合があります。コロナ感染予防対策を万全にとの考えからですので何卒ご了承ください。

 

会場に設置したそれぞれ制作者の映像は好評のようです、私の椅子制作中を撮った映像は出店者の中で一番長いそうですが・・お時間許す限りゆっくりとご覧ください。もちろん実物の椅子も例年になく多く並んでいますのでそれぞれを味わっていただければ幸いです。

 

明日13日(日曜日)は在廊しています。

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2020-09-12 | Category: INFORMATION

 

9月8日(火曜日)から神戸、竹中大工道具館にて第十回 座る・くらべる一脚展+(プラス)2020 ~木が椅子になる〜 が開催されます。   今年の出展者は11名、それぞれの〜木が椅子になる〜を映像で見て頂ける展示を試みています。また十回目を記念して過去九回の出展作の中から各年2脚、18脚も会場に並びます。会期は22日(火曜日・祝)まで。 皆様のお越しを心よりお待ちしています。     私は13日(日曜日)、21日、22日(月、火曜日)に在廊しています。   スキャン 1   スキャン 2      
2020-09-06 | Category: INFORMATION

 

ようやく投稿が10件になりましたのでお知らせです。 しっかりとお知らせお伝えすることはこちらのblogページからの記事として継続し、日々の作業風景、納品の風景、またオリジナル製品を改めて紹介や過去の制作を振りかえって、そしてatelierKIKA/kitajimaの日々の日記も少し織りまぜながら、などなど アップしていきますのでよろしくお願い致します。   アカウントはこちら ↓↓↓  Follow Me !   atelierkika_kita Nobuyuki Kitajima   スクリーンショット 2020-07-13 10.53.40    
2020-07-13 | Category: INFORMATION

 

座る・くらべる 一脚展 +(プラス)の会場としてお世話になっている神戸の竹中大工道具館のNEWS  Vol.43 に一脚展の取り組みについてお二人の方にコラムを書いて頂いています。冊子をめくって見開きページのまず先に、芦屋市で家具ショップを営んでおられるJ クオリアの松下哲也さん、隣のページに昨年の企画展示に使った六甲山材でお世話になったSHARE WOODSの山崎正夫さん、お二人とも家具・木工について、樹について、木材についてとても精通しておられる方々、毎年は出展者の代表が書くこのコラムも今年は客観的な視点からの文章に私達も刺激を頂き、9月8日から同館で開催される第十回 の一脚展に向けて気を引き締めるところです。   竹中大工道具館 MEWSは電子ブックでも読むことができます。今回のコラムは勿論、興味深い記事が掲載されていますのでぜひご覧下さい。   スクリーンショット 2020-07-11 21.04.55   スクリーンショット 2020-07-11 21.04.14   スクリーンショット 2020-07-11 21.04.36    
2020-07-11 | Category: INFORMATION

 

削った削った、できた。   お客様(Kさん)が何気なく描いたスケッチを目ざとくピックアップして、その方向で作りましょうと具体的な提案をしてから材料を探し、栗丸太と出会って制作開始。   とは言え、こんな用途にすぐ使える丸太はそうどこにもありません。もしかしたらと相談したのは私が木工を始める際にお世話になった岐阜県の杣工房、そこに有ったのは20数年前にある建築プロジェクトで先代早川謙之輔氏と現主人の泰輔氏が集めた栗丸太。製材所の土場に積まれた丸太は表面の辺材はぼろぼろでとても使えるような状態には見えませんが、水に強い栗材であること、そして奇しくも私がここに居た頃に買い付けられた材であることにも何か縁を感じ、なんとか思いに近いものになるかも知れないと元の太い部分を二本分けてもらい持ち帰りました。   淡路島の工房で表面の傷んだ部分をどんどん削り取っていくと、一本は長年風雨にさらされて本来の栗材の質感を保てておらず使うのを断念。二本目はどうか、と進めていくとこちらは中に進むほどに木が出てきたと言う印象。これを材料にしよう。 ここから制作開始となるのです。   削って削ってできあがるととてもシンプルな木の塊です。しかし途中の工程で木について感じることが多々ありました、そして実際わかったこともありました。それはここではなく自分のノートに記録して今後の続きに役立てたいものです。頻繁に使うわけではない真鍮の扱いも途中で量感の見直しをするなどし、再加工の協力を得て全体のバランスが整いました。   さて作ったのは日々使うダイニングテーブル。Kさんのお宅で長く使われるものとして室内に置かれた時のおさまり具合、雰囲気、バランスが何より大切と思い作り進めるわけですが、やはり届けるまでは些か不安も残ります。 梅雨の晴れ間にお届けし、それも晴れました。栗丸太は出来るだけ気負わず造形に無理をせず「おおらかに」を心がけましたが、Kさんご家族の明るくおおらかな雰囲気にも馴染めた気がして安心をして納品を終えました。     制作協力 栗丸太/杣工房(岐阜県) 真鍮金物/(有)川口鉄工所/金属旋盤・北浜産業(株)     IMG_3254   IMG_3499   IMG_3417   P1200024   P1200219   P1200171   P1200225   P1200212   IMG_6311   IMG_4087   IMG_4089
2020-07-02 | Category: DIARY

 

『風・KAZE 』『波・NAMI 』『月・TSUKI 』 Felissimo LX から3タイプのお皿が販売となりました。 フェリシモは神戸に本社がある通信販売の会社です。独特なスタイルでサービスを提供する事で知られていますが、今回お話を聞いて面白い!と思ったのは社内にいろんな部活動があるという事。「猫部」「森活部」「海とかもめ部」・・・などなど、「LX」は「大人部」だそうです。そしてその各部でもテーマを持って商品を開発しています。   昨年、その「大人部」の部長さん副部長さん?との出会いからお皿を作る事になりました。と言っても通販用に何百枚、何千枚という数を作る事はうちの工房の性質上難しいです。今回それぞれを一点物として「樹の皿」を作って販売を行う運びとなりました。   Felissimo LX  フェリシモルクス・リストページへのアクセスはこちらから https://www.felissimo.co.jp/lx/wk84828/   3タイプのお皿それぞれ数に限りがあります、ご興味のある方はお早めに。     スクリーンショット 2020-06-23 7.38.44     スクリーンショット 2020-06-23 8.38.36   スクリーンショット 2020-06-23 8.35.41   スクリーンショット 2020-06-23 8.34.47
2020-06-23 | Category: INFORMATION

 

 

淡路市 2020 . 06

 

他にないこの空間にだけの、そして海の見えるダイニングに自然ととけ込む形を目指して打ち合わせを重ねて制作。

長く屋外で枯れた栗の丸太を削って仕上げた本体、真鍮の天板受け、1,700 × 1,200 × t-12の楕円透明ガラスで構成した。

 

 

 

 

 

 

制作工程の一部 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020-06-20 | Category: TABLE

 

アトリエKIKA仕様の神戸フォールディングチェアが出来ました。   木部はウォールナット、それに合わせてアームの革の色味も調整しました。 籐の編み込みには密度を持たせているので座った時、安定感を感じて頂けます。   持ち運べてフットワークを軽快に、 くつろぎの時間の為に。   価格・納期等、お問い合わせ下さい。     IMG_6105     IMG_6116   IMG_6111   IMG_6093   IMG_6131   IMG_6136 2   IMG_6157   リビングルームから気軽にテラスへ持ち運びし、くつろぎの時間を楽しんで下さい。   IMG_6365   IMG_6383
2020-06-20 | Category: INFORMATION

 

 

淡路市 2020 . 06

 

KOBE Folding Chairは2019年の一脚展の企画展で村上剛氏、関野央也氏と北島庸行の3名で共同開発した折りたたみ椅子。

今回はウォールナット材仕様でオットマンを付けてオーダー頂き制作しました。リビングルームでもテラスでも持ち運び使えます。

 

 

 

 

折りたたんでスタンドに立て掛けられる。

 

 

2020-06-20 | Category: CHAIR

 

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