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Merry Christmas
クリスマスの直前(22日)に椅子の制作依頼をして頂いていた教会へ納品を終える事が出来ました。昨日と今日のクリスマスの礼拝、行事を新しい椅子で新鮮な雰囲気の中、行って頂けたのではないかと思います。9月に教会役員の方からご連絡を頂いて以来、脚数、予算の事をはじめ大きさや並べ方、使い勝手、集まる方々の年齢層、素材の事等など各段階で的確にそして熱心に打合せをして頂いた結果、意向に添えるものになったのではと感じています。片肘付きのタイプを10脚程加えたのは座っている時に肘をつく訳ではなく、お年寄りの方も少なくないので座る時、立ち上がる時に不自由が無い様に、という牧師さんをはじめ役員の方々の配慮からです。また後脚に今回は聖書を置く棚ではなく、聖書や賛美歌の本を入れておくポケットが付きました、皆さん迷われましたがこちらの方が礼拝時に使い勝手が良い様です。何年か後にメンテナンス等での再会を楽しみにしたいと思います。
日本キリスト改革派鈴蘭台教会
/神戸市北区鈴蘭台
礼拝堂椅子
仕様:オーク材ワックス仕上
座面/革張り
アームレスチェア × 60脚
W460×D540×H760(sh420)
アーム(右側)チェア × 10脚
W485×D540×H760(sh420 , ah623)
C2チェア/ヌメ革仕様
C2チェアの「C」はcozyのC、居心地がよい、くつろいだ、楽な、という意味が有るので頭文字をこの椅子の型番に使っています。初代からの改良版なので番号は「2」。座面の幅が広く、ゆったりと座れるチェアです。今回ヌメ革張り仕様とオークの背板曲げ木仕様を加えたのでご紹介。どちらも以前から加えたかった仕様です。特にヌメ革張りは年数が経ち使い込む程に色が深みを増し「飴色」になり艶も増して行きます。「ヌメ革とは」ですが、タンニン(植物の渋に含まれる成分)でなめしだけを施した革で、染色や塗装、また型押し加工などがされていないナチュラルな革そのままの風合いを残した革のことです。その為表面はデリケートで傷つき易いのですが加工法上、革自体はとても丈夫です。また新しいうちは水気にも弱く染みが出来易い欠点もありますが使い込む程に革の内部にある油分が表面に出てきてコーティングをし、徐々に水気や汚れにも強くなります。新しいうちに日光浴をさせて油分を早く表に出すというのがヌメ革の最初のケアとしては通説でもある様です。何より椅子は毎日繰り返し座って頂く事が、乾拭きを繰り返す様なものでそれが最良のケアともなり、何年か経つととても良い味が出るはずです。木部もまた同様です。
C2 アームチェア、ウォールナット/ヌメ革張り仕様
w550 × d485 × h735 (sh410)
C2アームレスチェア、オーク(背曲げ木)/座ヌメ革張り仕様
w540 × d485 × h735 (sh410)
※ マイナーチェンジにより現在は細部仕様が変わっています。
食卓


ディティール
ぎりぎりではありましたが納品を終えた店舗「eu」さんも無事オープン、mina perhonenの服が掛かるハンガーラックとして3年程前から東京、京都、大阪の各店舗に数台ずつ作っているこのラックも定番になりつつあります。今回は一部を真鍮製に変えて脚もとの工作を少し簡略化などのマイナーチェンジを加えて制作。可動部分のある制作は、木の特性で割れる、狂うなどの事からあまり積極的には引き受けてはいませんが当初の第一条件が移動時に折り畳めること(各展示会、イベントに出動します)でもあったので、ならばその可動部分を積極的にアクセントにと作り始めた形です。完成品はシンプルにしたいと言うねらいとは裏腹にこの蝶番部分は老眼をこすりこすり加工に向かう精度が必要で手間が掛り、何年もの使用に耐え破損しない為の秘密の部品が仕込んであります。ディティールを大切にするのは繊細かつ丹精込めて作られた服を掛けるのだから、と言う思いがあります。
eu 北浜店 open

「和」下駄箱





TABLE 1800
新しくテーブルをデザインしました。夙川にあるTIMELESSというインテリアショップで販売するという明確な目的を持ってデザインの作業を行ったので、図面の変更や模型の制作、部分試作などを繰り返したものの成るべくして成る形に納まったと思います。TIMELESSは北欧モダンの家具を中心に扱っていますがオーナーのセレクトするものはその範疇に留まらずご自身が心地よいと思う空間に合うものは国内外のもの問わず、量産品、ビンテージのもの、又作家ものまで取り揃えています。店名の由来をはっきりとお聞きした事はありませんが、その商品買い付けのコンセプトはその名の通りだといつもお店に伺う度に感じています。アトリエKIKAの物作りも時間を超えて、世代を超えて長く使って頂けるものをといつも思うところで、ならば共に物作りが出来るはずです。北欧のテイストを意識していない訳ではないですが、その印象のみを頭に置いて、各部材の厚みや線の太さ、曲線の作り方、使う木目の方向、等々一つ一つ整理して必然性のない部材は使わない、又様式に捕われないシンプルな定番を目指してできたテーブルです。
TABLE 1800
1800×900×700(720)
ナラ材oil塗装仕上
受注制作
¥315.000
サイズ、樹種の変更も可です。お問い合わせ下さい。
プレゼント



ステッキ/杖
父親が腰を悪くしたのを切っ掛けに作ってみようと思いたったのですが、調べて行くとこのステッキというアイテムはなかなか奥が深いものです。歩行の助けとなる棒でありながら各国で様々な形があり、またヨーロッパではでは装飾品でもあり社交場のファッションアイテムの一つでもありました。伝統ある専門メーカーもフランス、イギリスやドイツ、イタリア等には数社あるようです。しかしそれに捕われすぎては形になりません、歩行の助けとなり少しはお洒落に持ち歩けるものをと作り始め試作を繰り返しました。加工機にあまり頼らない手加工で形を削り出す事によって握りや棒部分に表情が出てまた握り易さも増すのではないかと考えています。ちょうど刃物の見直しを図っている時期とも重なり小鉋、南京鉋や小回りの効く小刀を新しくこのステッキを削るために作りました。制作者としてはこの刃物の使い方の応用がまた他の物を作る時にかなり役立ちそうに感じています。さて仕上がったステッキは形状2種類、樹種2種類の4タイプ。マイナーチェンジを加えながら少しずつ長く作っていきたいアイテムです。
○メープル/ウォールナット・キャメル革(ストラップ付)
○チーク・ブラウン革(ストラップ付)
長さは身長 ÷ 2+2〜3cmを目安にカットしてお渡しします。
現在制作休止中
※ 在庫はお問い合わせ下さい。
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ブラックウォールナット製材






